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エッシャーとカタチをめぐる数学 [アート]

もうご覧になった方も多いかと思いますが・・

6月末、上野の森美術館に「ミラクルエッシャー展」を

見に行きました。http://www.escher.jp/(7/29迄)

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すぐに入場できたものの、会場内ではじっくり鑑賞するための

列ができており、短気な自分も珍しく並んで見て廻りました[目]

下の様なエッシャーの騙し絵を初めて見た時(中学生の頃?)、

どうなっているのか不思議で眺め続けた覚えがあります。

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が、うかつにもこれが「版画」で、生誕120年という比較的

最近の方なのだという基本的な事も知りませんでした。。[がく~(落胆した顔)]

お兄さんが結晶学・地質学の学者で、数学者とも交流があった

とか、アルハンブラ宮殿のモザイク、無限という概念に強く

惹かれていたことなども今回初めて知りましたが、どうも

聖書を題材にした作品やアマルフィーの風景を見てもつい

騙し絵的要素を探してしまったりして。。(^^;)。

それにしても何故イスラエル博物館にこれ程多くのコレクション
(選りすぐりの約150点?!)があるのでしょうか?

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今回の目玉は4mに及ぶ絵巻物のような「メタモルフォーゼⅡ」[グッド(上向き矢印)]

METAMORPHOSE(変化、変身)という単語を縦横に組んだ形から

正方形のモザイク→トカゲ発生→正六角形→蜂の巣→蜂、蝶・・

と次々姿を変えて白と黒に赤、空と海のものが交差・反転し、

やがて無機質な立方体→家→チェス盤→モノトーンの文字に

還っていく。。最初と最後が繋がることで永遠に循環し続ける

アニメーションを見ているような、「変化」という言葉を視覚化

したような・・移り変わるカタチの不思議に目眩がします。。

(上画像は印刷物から転用した一部ですが実際は一続きです)

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(『昼と夜』1938年)

今でもエッシャーの作品は色褪せることなく、映画やゲームの

背景にも使われるなど、人々を魅了し続けているのですね。

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グッズ売場で、エッシャーの世界を数学的な視点から

紹介した『別冊「ニュートン」~奥深き「カタチ」を

めぐる数学』という面白そうな雑誌を見つけました。

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有名な『滝』(1961年)という作品は、1958年に数学者の

ペンローズ親子が発表した「ペンローズの三角形」を2つ

組み合わせていることや、『物見の塔』で男が手にしている

立体と背後のちぐはぐな建物は、どちらも足下に置かれた紙

に描かれている「ネッカーの立体」(どの辺を手前とみなす

かで見え方が異なる)に基づいているものだということ、

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「メビウスの輪」や「正多面体」、敷き詰められるタイル張り

の法則等、題材となった図形に関する簡単な解説が載っていて

数学が苦手な私には嬉しい特集でした(^^)。

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※上の2つの画像は展覧会場の出口で配られていたあぶらとり紙
とうちわです。協賛のミネルヴァさん、暑い日に気が利きますね!

この先は更にどうでもいいつぶやきです・・


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リニューアル [アート]

久しぶりに、リニューアル後全面公開となった庭園美術館へ

行きました。本館も新館も、端正で美しいですね。[ぴかぴか(新しい)]

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丁度、建物公開「旧朝香宮邸物語」を開催しており

日本庭園や茶室も散策することができました。

都会とは思えない程、緑に囲まれ静かで落ち着いた空間です。

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朝香宮ご夫妻がアンリ・ラパンに本館の内装を依頼された経緯や

ご家族がお庭で芝滑りやボール遊びをされる微笑ましい映像、

外務大臣だった吉田茂氏の官邸や迎賓館として使われていた事など

何度か訪れているのに、よく知りませんでした。。

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「鹿島茂コレクション・フランス絵本の世界」展も同時開催中。

懐かしい「ぞうのババール」や「ラ・フォンテーヌ寓話」等の

淡い色彩が綺麗な原本やポスターをたくさん見る事ができます。

「子供」の概念の変遷、絵本の歴史も学べる面白い企画でした。

「お仕置きとして和傘の下に座らされる女の子」の絵にはビックリ。[がく~(落胆した顔)]

6月12日まで。→ http://www.teien-art-museum.ne.jp/

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ランチはボエムで&お詫び・・


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くまのもの~隈研吾展 [アート]

建築家・隈研吾の30年に及ぶプロジェクトを集大成した

「くまのもの~隈研吾とささやく物質、かたる物質」展。

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(東京ステーションギャラリーにて3月3日~5月6日まで)


隈研吾氏は何かと話題の2020年東京オリンピックの新国立競技場や

JR新品川駅も設計されており、その模型も展示されていました。

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「建築とは、結局のところ物質である。物質と人間との会話である。

(中略)20世紀は、コンクリートのせいで、会話は固くなり、

人間の表情もずいぶん暗くなった。もう一度、様々な物質と、いきいき

とした会話をはじめよう。」という隈氏の言葉に沿って、展示物は

竹、紙、土、石、膜・繊維などマテリアル毎にまとめられています。


素材の中には泡やバルーンまであったりして、その自由な発想に

ワクワクしてしまいます。右下のポータブル茶室「浮庵(ふあん)」

の実物も見ることができました。[ぴかぴか(新しい)]

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柔らかい素材や曲線に包まれると、自然の中に身を置いているような

ぬくもりがあってホッとできそうな気がします。これも建築なのですね~。

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物質の素材と工法の組み合わせを表わした図↓

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理念や発想、オブジェとしては良くても、耐震性や耐久性も考慮し、

人が出入りしても安全な建築物として具現化していくまでの過程、

スタッフや職人さんの技術や労力も大変なものだろうと思われます。


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ほとんどの展示物が撮影可能。冒頭のコメントにあったとおり、

様々な物質の声を聞き、その素材が持つ良さや可能性を最大限に

引きだそうとしているような、物質との出会いを楽しんで大切に

しているのが感じられるような展示でした。[わーい(嬉しい顔)]

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タイムリーな事に、現在「美の巨人たち」というTV番組で上写真の

「雲の上のギャラリー」を取り上げています。斬新なデザインながら

和風建築の工法も取り入れていて、中に入ると引込まれそうな不思議

な空間が広がっているようです。行ってみたいなあ。。

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東京駅とルドンの花園 [アート]

東京駅を利用するのは月に一度くらいですが、この周辺の歴史的

建造物と新しい建築が渾然一体となっている所が面白くて、つい

毎回写真を撮ってしまいます。おのぼりさんっぽい・・( ̄∇ ̄)

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駅構内で長い行列ができていた「プレスバターサンド」。どんなものかと

とりあえず整理券だけもらって(笑)目的地へ向かいました。


向かった先は、これまた大好きな三菱一号館美術館。

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10月桜がチラホラと咲いていて、相変わらず良い雰囲気です。

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変わる廃墟展2018 [アート]

「変わる廃墟展2018」という写真展を見に行きました。

 展示会場の浅草橋「TODAYS GALLERY STUDIO」

(月曜休3/21迄)自体もどことなく廃墟のような趣が・・

 こちらは実録というよりアートとして廃墟の美に焦点を

 当てた、12人の作家の方々の合同展示となっています。

 詳細はこちら→ http://tgs.jp.net/event/haikyo 

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※当初この記事を上げたのが3月11日だったため、一部内容を差し替えて
 再更新致しました。 震災で亡くなられた方々のご冥福と被災地域の復興
 が進みますよう心からお祈り申し上げますと共に、ご訪問下さった皆様に
 お詫び申し上げます。(m--m)
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『変わる廃墟展』の「変わる」は、「物語を想起させるような・朽ち果てて
いく・静寂の中に眠る美しさ」を体感し「廃墟のイメージが180度変わる」
パンフより抜粋)という意味だそうです。
滅びの美学や古代ギリシャ・ローマの廃墟が好きな自分は特別イメージが
変わることはありませんでしたが、若い方達にとって廃墟は「ホラーや
心霊現象」イメージが強いと聞いて何となく納得しました。
撮影OKだったのでスマホ撮りしましたが、実物の写真はこれよりずっと
美しく迫力があります。(上記HPで見る事ができます。)
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リゾート地の建物が経営難に陥って補修・撤去される事なく放置され、
草が生い茂ったり光が射しこむ風景には、妙に心惹かれるものがあります。
過ぎ去った時代の記憶やその後の紆余曲折に思いを馳せたり、人間が格闘
した跡をあっという間に覆い尽くす生命力旺盛な植物に圧倒されたり。。
自然に還っていくような人工物を見ていると時間が可視化される感覚や
胸が締め付けられるような切なさ、あきらめに似た寂寥感など複雑な思い
が交錯します。(脳内BGMは「荒城の月」?)
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子供の頃遊んだ公園が閉鎖され、賑やかだった街がシャッター商店街
になったのを見た時もそんな気持ちになったのを思い出しましたが・・

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みうらじゅんフェス [アート]

3月25日まで、武蔵小杉の川崎市市民ミュージアムという所にて

「みうらじゅんフェス マイブームの全貌展」絶賛開催中です。[わーい(嬉しい顔)]


みうらじゅん氏(略してMJ)は「マイ・ブーム」「ゆるキャラ」等の

命名者、サブカル界の帝王といわれていますが、本業は・・何?

その還暦を祝い60年の活動の軌跡を追った展覧会のポスターが

至る所に貼られ、武蔵小杉はMJに占拠されたかのよう(@@)。

この人は世界的に有名なアーティストなの?と思う人もいるかも。。

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まずはご幼少の砌から愛用し続けたスクラップブックの「コクヨ」

から贈呈された「ゴールデン・スクラッップ」と「ツッコミ如来」

が入口でお出迎えしてくれます。・・なんでやねん!(*^O^*)

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輪舞曲~FLOWERS by NAKED 2018 [アート]

去年に引き続き、五感で楽しむ花の体験型アート展「FLOWERS by NAKED」を
見るため、COREDO日本橋に向かいました。 (2/26まで)
https://flowers.naked.works/ (↓日本橋三井ホールのエントランスです)

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「自粛」はどうした?!というヤジが飛んでいますが、ちゃんと厚着とマスクを
して出掛けているので許してください[もうやだ~(悲しい顔)](←誰に向かって言っているの~)
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それはさておき、今年のテーマは「花と舞と音楽の宴」なのでダンサーさん多め。
薄衣を纏った美しいダンサーとバイオリニストのお姉様方も花の妖精のよう?
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本という樹、図書館という森 [アート]

日比谷図書文化館にて開催中の「DOMANI・明日展PLUS

~本という樹、図書館という森」展(2/18迄)に行ってきました。



「DOMANI・明日展PLUS」は、国立新美術館の「DOMANI・明日展」と共に

文化庁が支援する若手芸術家の海外研修制度の成果発表・プレゼンの場にも

なっているとのことです。今回の「PLUS」は図書文化館での開催なので、

若林奮さん(故人)と、それに続く若手の小林孝亘、寺崎百合子、折笠良、

宮永愛子、蓮沼昌宏(敬称略)という5人のアーティストの方々の「本」を

テーマにした小規模な作品を展示しています。

さらに、各々が本や読書・図書館への思いを綴ったエッセイ、創作の源に

なった本のリストももらえて、その一部は特設コーナーで閲覧できます。[わーい(嬉しい顔)]

左下画像の絵画は小林孝亘さんの幻想的な作品、「Moonlight」。

右下は若林奮さんの参考資料の展示です。


寺崎百合子さんが海外の図書館を色鉛筆で描いた作品は、とても雰囲気がいい。

『人間の手で創られ、時に耐えて私達に残されているものを描きたいと思って
います。人の手仕事のあとを美しいと思い、そのものに触れ慈しんだ人々の
気配に感動させられるからです。その中でも、本は、もっとも賢く、もっとも
姿の美しいものだと思います。』(寺崎さんの文章より抜粋。左画像はパンフ
レットよりお借りしています。)


続きは長いので興味がある方のみ、どうぞ・・


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見ることのリアル~レアンドロ・エルリッヒ展 [アート]



六本木ヒルズの森美術館にて開催中(4/1まで)の「レアンドロ・エルリッヒ展」。

去年、右上の不思議なポスターを見て絶対行こうと思っていた美術展です。


エルリッヒさんは金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」で有名な

アルゼンチン出身のアーティスト。これをTVで見た時は衝撃を受けました。

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このプールの下は分厚いガラス天井の地下室があって、その上に10㎝位

水を張り風で波立たせているのだそうです。(今回は写真と模型のみ)

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こちらは水面に浮かぶボート・・のように見えて

ユラユラした形は、もともと船の下部にくっついています。

「目の前にあるものは本当に存在しているのか」と問いかけられ、

非現実的な光景を目の当たりにする事で不思議な体験をしたような

気にさせられます。あのポスターも実は、地面に置かれた絵の上に

人が寝転びながらポーズをとっているのでした。忍者ではない(笑)!


仕組みがわかっても、ノリノリでポーズをとる皆さんが可笑しくて。。[わーい(嬉しい顔)]

これは体験することで完成するアートなのだそうです。

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  ガラスや鏡を使ったトリックが多いかな?

ヘアサロンの鏡に映るのは見知らぬ他人で、試着室は果てしなく奥が深い・・

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日本やフランスなど、国の形をした「雲」も、実はセラミックインクで

形を描いた板ガラスを並べただけのもの。

星座も国も、変化し続けるものに人間が勝手に線を引いて

本来秩序がないものに意味を持たせたもの。(解説より抜粋)


集合住宅に住む隣人の私生活(を再現したもの)を同時進行で

眺めたり、内側外側が反転してしまったエレベーターに既成概念が

覆されたり。。「見る」とは「見られている」ことでもあります。


この模型だけでも面白いけれど、実際に街に出現したら仰天しますね[がく~(落胆した顔)]


少子化で廃校になった小学校にはスマホを持った亡霊が現れます。

その上、本日は日本の方々ではないようで・・(*゚∀゚*)

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ただのトリック・アートと違って、楽しみながらも考えさせられる

満足度の高い展示でした。お近くの方は是非!

※また雪が降る前に行ってしまおうと、早くも自粛を解禁した意志の弱さ(><)。

今日はスーパームーン+皆既月食で六本木ヒルズの展望台は天文ファンやマスコミで

賑わっていたようです。(オレンジ色の満月が今日は確かに欠けていましたネ)

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Scope2017 [アート]

何かと慌ただしい、師走の真っ只中。

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ブログで何度もとりあげていますが

今年は都合が付かず諦めかけていた桑原弘明さんのスコープ展、

何とか行くことが出来ました。(12月26日までです)

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人影が映ってしまいました。

下記は2015年の案内ハガキですが、季節柄良さそうだったので・・

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掌ほどの真鍮製小箱の中に秘かに閉じ込められた物語の数々。

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購入ハガキより転用したのでピンボケになってしまいましたが

今年の新作「Alchemist」は建物の質感と奥行きがリアル!

スコープの醍醐味は直接ライトを当てて覗き穴から眺める事にあります。

今年も是非多くの方にご覧頂きたいと思います[ハートたち(複数ハート)]

熱烈なファンが多く、全作品即日完売との事でした。



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有楽町の駅に戻りがてら、目に入ったツリーを撮影し

例によって勝手に命名(笑)。

「玉入れは紅組の圧倒的勝利!」&「ポインセチアの赤リボンちゃん」


今年のトレンド、「逆ツリー」もありました。

パフェグラスみたいで綺麗でした(^^)。

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国立新美術館開館10周年 [アート]

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せっかくなので、両方見てきました。

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「君の名は」にも登場している国立新美術館。

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新海誠展で撮影可能なのはこの部屋だけですが、

実際の風景と比べると、描かれた絵の方がかなり鮮やかで美しい。

映画では音楽の力も大きい事を改めて感じました。

(未見の「秒速5センチメートル」、山崎まさよしさんの歌が

使われているなら見たいなあ!)

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ここからは安藤忠雄展。下の4枚は購入したポストカードです。

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大阪にいた時、光の教会や真言宗本福寺水御堂を見に行ったことがありますが

今回は光の教会が実物大で再現されています。(こんなに小さかったっけ?)


日が暮れても大混雑で、人気ぶりがうかがえます。


大小様々な建築模型や大量のドローイングの数々に圧倒されました。

ダイナミックな空間デザインも安藤忠雄さんによるものだとか。

夜の美術館もなかなか良いですね。

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展示の詳細はこちらです→ http://www.nact.jp/

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spell展 [アート]

朝晩はだいぶ冷え込むようになってきました。


11月の秋晴れの日に、向かった先は六本木。

蜘蛛のオブジェのある、あの高層ビルでパスタセットを頂いた後、


ストライプハウスギャラリーで開催されていた

人形作家のグループ展「spell」を見に行きました。(終了しています)

個々のアルファベットを繋ぐと単語や文脈になっていく、

それが球体関節人形に通じるものがあるような気がしたと仰る朋さん。

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とにかくインパクトが強いです。

私の家にいる「幽閉」君の兄弟にも再会できました。

以前吉祥寺ギャラリーで見た時とは違って、明るい

窓辺にいる子供達はひなたぼっこをしているみたい。

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(右と下の画像は浦川純さんの新作です。)

こうして並べてみると親子のようにも見えます。。

心の内を掘り下げて、その底にわだかまっているものを

丁寧に掬い上げて形にしていく浦川さんの作品には

見る人の胸を打つものがあります。

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「Return of Babel~Dedicate the Requiem」

安全ピンでできたドレスを纏ったパンクな姿勢がカッコイイmarsaさん(左下)と

異形の者達が集う個性的な造形に驚かされる7O9さんの作品(右下)。

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そして今回ひとききわ目を引いたのが、

物語性のある朋トモヱさんの作品。↓

時を司る者の手足に巻かれたアンティークな時計も全て手作りとの事。

西洋版・耳なし芳一は、琵琶ならぬエレキギターを持ち、

体にはハーンの小説の原文が書き込まれていてオシャレ[ハートたち(複数ハート)]


一番気に入ったのが「皓皓」という作品。窓の外の世界に憧れながらも

たくさんのしがらみに囚われて踏み出すことができない少女。

アクリル板をはめ込んだ素敵な木箱も朋さんの作品です。


美しい髪が蛇と化してしまったメドューサも強い磁力があります。

在廊されていた朋さんには、いろんな裏話を聞かせて頂いて

楽しかったです。どうもありがとうございました(m^^m)。

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利益や効率を優先した結果、物づくりの基本が揺らいで

しまっているような報道が相次ぐ昨今。

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誰にも媚びることなくコツコツと作品を作り続け

それぞれの道を極めようと地道に努力されている作家さんには

昔気質の職人さんの精神が受け継がれているように感じます。

心の赴くままに表現できる手段を獲得されて何でも手作りしてしまう

魅力的な作家さん達。また新作ができたら見に行きたいと思います。

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そのほかにも今後行きたいものがいろいろ・・・

銀座のスパンアートギャラリーでは11/14まで木原敏江原画展、

11/18~28は稲垣足穂の愛した小宇宙(コスモ)とエロス展(水曜休)。

中野ブロードウェイ4Fリトルハイ11/23~12/12に深堀隆介・金魚は上見で2(水曜休)。

乃木坂の新国立美術館では12/18まで安藤忠雄展と新海誠展(火曜休)。

~以上、備忘録でした(^Д^)

(前回記事は思う所があり削除しました。ご訪問下さった方ゴメンナサイ)

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山陰の旅Ⅱ~足立美術館 [アート]

枯山水や苔庭など5万坪にも及ぶ日本庭園と

横山大観のコレクションで知られる足立美術館。

以前TVで庭師の方々の手間暇惜しまない丁寧な仕事や

借景となる山々まで買い取って管理する徹底ぶりが紹介されていて

いつか訪れてみたいと思っていました。


14年連続日本庭園ナンバーワン(米国の日本庭園専門誌!による)

というだけあって、広大な庭の眺めは本当に見事です。

小雨の朝でもお客さんが多くて構図を決める余裕はありませんが

人が少なくなるのを待って撮影決行!

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雨は雨なりに、少し暗めな感じが渋くて良い雰囲気です。

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創設者の足立全康氏は安来市の農家の生まれ。小学校卒業と同時に働き、

木炭販売や不動産業などにより一代で財を成した方だそうで

91歳で亡くなられるまで造園と美術品収集に心血を注がれました。

大観が好きすぎて、その絵をイメージした「白砂青松庭」も作られたとか。

個人の情熱が周りの人を動かし、故郷に作った美術館が

世界的にも知られるような名所になったというのにも驚かされます。2017アダチ9.jpg

掛け軸の形にくり抜かれた床の間の壁や、窓越しに眺める景色が

「生の山水画」に見えるような工夫が施されていて楽しい[アート]


お見せできなくて残念ですが横山大観のコレクションは120点にも及ぶそうです。

(H28年発行のガイドブックより。wikiでは130点になっている?)

川端龍子や竹内栖鳳等数多くの日本画、地元の陶芸家・河井寛次郎や魯山人、

平櫛田中の木彫作品など様々な名品を鑑賞することができます。

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珍しい所では童画や蒔絵のコレクション、院展受賞作を展示した新館もあり、

関東からはるばる見に行った甲斐がありました。

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(後で見たらガイドブッックの写真とよく似た天気と構図。

誰が撮ってもきれいに撮れるポイントなのかも?)

雨後の庭の手入れや窓掃除はさぞ大変だろうなあと思いますが

紅葉する頃は樹木も館内も、更に賑やかになるでしょうね(^-^*)。

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朝倉彫塑館「猫百態」展 [アート]

リュカさんのブログ記事でも紹介されていた「猫百態」展。

面白そうだったので、日暮里の朝倉彫塑館に行ってみました。

改装中だと思っていたら4年も前にリニューアルされていたのですね。

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12/24まで。休館日等は下記HPでご確認下さい。


その日はたまたま学芸員さんのギャラリートークがあり

作品紹介や見所解説を聞くこともできました。

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「東洋のロダン」とも呼ばれた明治生まれの彫塑家・朝倉文夫の

設計によるアトリエ兼住宅であったこの美術館には、

「墓守」「大隈重信」などの力強い彫像も展示されていますが

今回は23年ぶりに猫の作品が一同に集められたそうです。

獲物を狙い、丸まって眠り、子猫を育て、病で弱る所まで

全てを見届けた朝倉氏が造形することにより

しなやかな筋肉の愛猫達の姿は永遠に留められているのでした。

※ ※ ※

自然光が入るアトリエやサンルームのある鉄筋コンクリート造と

住居部分である純和風の木造建築、どちらもとても素敵で

彫塑家らしく素材や形に対するこだわりも随所にみられます。

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製作時に自分が動かなくてよいように床の一部が昇降するとか、

住居は奥様のために生活動線を考えた設計になっているとか

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(同館のチラシより拝借しました)

恩師の膨大な蔵書を保管するための書棚は、地震対策も兼ねて

天上まで届く頑丈な造りつけになっている等、

美的な面と合理性をバランス良く考えて作られているようでした。[家]

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丸太と竹をモチーフにしたという数寄屋造りはとても落ち着く空間。

朝倉氏はよく中庭の池を眺めて寛がれていたそうです。

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屋上には菜園を作っていて

観察眼を養うため、塾生にも園芸を推めていたそうです。

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屋上の撮影はOKと聞いたので

立派なオリーブの樹や彫像を撮影させて頂きました。

今流行の屋上庭園の先駆け的存在でしょうか。

樹木とスカイツリー、どこかで見た組み合わせが再び・・(笑)

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ちょっとビックリするような所に彫像が置かれています。

「押すなよ~!」「夕陽が目にしみる。サングラス頂戴」(とは言ってません)

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こんな高い所から街を見下ろせる作品達が、何となく羨ましい。

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入口で特別展の猫セットを1000円で販売していました。

絵はがき5枚、ねこ柄の付箋、メモ帳、ガーゼハンカチが入っています。

猫の彫像が縁側の座布団で昼寝している写真が個人的にツボです[ハートたち(複数ハート)]

猫のお顔はちょっとコワイけど(^^;)。

猫好きにはたまらない展示と、見所いっぱいの建築や内装、

とても良かったです。教えて頂いたリュカさんに感謝!

リュカさんの御記事はこちらになります↓



すぐ向かい側にある「薬膳カレーじねんじょ」さんの海鮮カレーです。

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五穀米にしてもらいました。あっさりヘルシーで美味しい。


最寄りの人気店、ショコラティエ・イナムラショウゾウの

カプチーノと濃厚なドームショコラ。

(画像が見つかったので追加でUPしました)

ついでに谷中せんべいも。。海苔せんべい美味しかった(^^V)

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驚異のペン画「池田学展」 [アート]

ちょっと前のことになりますが、芸術の秋ということで

とりあえず?上野に向かったものの美術館はどこも盛況。

こんなにアート好きが多い日本って、凄くね?(←ちょっと若者ぶってみました)

次回予告の「北斎とジャポニズム」展の看板も面白いですね[わーい(嬉しい顔)]


終了直前の「ボストン美術館の至宝展」は、平日でも大混み(><)。

古代エジプト美術から浮世絵、村上隆までバラエティに富んだ展示でした。

アメリカの美術館だけあってジョージア・オキーフとアンセル・アダムスの

写真を見ることができたのが嬉しかった・・けどハガキがないのでUPできず。

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公園内のみやげもの屋さんには早速パンダの親子が並んでいました。

香香(シャンシャン)ってなんだか楽しくなる名前ですね♫

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かつて息子Rに物の名前を覚えてもらおうと『くもんの絵カード』

使っていた時、Rが動物シリーズの「パンダ(の親子)」と

食べ物シリーズの「おにぎり(2個)」のカードを並べては

じ~っと見比べていたことがありました。白と黒の配色は似ていますが

パンダとおにぎりの「違い」を考えていたのかと思うと微笑ましかったです。

※ ※ ※

前置きが長くなりましたが、本題は日本橋高島屋の「池田学」展なのでした。

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この画像ではわかりにくいのですが、巨大で細密なペン画です。

画像左下の「興亡史」(2006年)と2016年11月の「誕生」

実物を見たいという願いがやっと叶いました。

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(「誕生」のみ撮影可。その一部です)う~ん、凄いですね。

繊細で美しく、且つダイナミックで迫力もあり・・圧倒されます。

よく見ると極小のラクダの隊列みたいなものも描き込まれています。

(お詫び:ボストン美術館展も池田学展も展示は既に終了しております)。

興味のある方は続きをどうぞ・・


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「鏡地獄」展 [アート]

 涼しくなってきたので、ギャラリーをはしごしました。

銀座線京橋駅前の東京スクエアガーデンの緑。元気よく茂っています。

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歩いてすぐの「ギャラリー椿」で小林健二さんの個展を開催中。

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黒いボックスの中でゆっくり廻る青い惑星、巨大な絵画2点と

小さな額縁に納まる抽象的なオブジェが多数並んでいます。

(会場で販売されている本を許可を得て撮影させて頂きました)

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もう1つは「ギャラリーしあん」。大江戸線の新御徒町から徒歩1分、

庭付き古民家を用いた、落ち着いた感じの素敵なギャラリーでした。

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こちらは江戸川乱歩の小説「鏡地獄」を中心に乱歩へのオマージュとして

創作人形、写真、絵画などを展示しているグループ展です。

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鏡地獄~ぼくらの江戸川乱歩~日時2017年 9月 19日 ~ 24日

ここから先は人形に抵抗のない方のみどうぞ・・


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奇想の系譜 [アート]

渋谷ハチ公前広場、ハチ公はどこへ?

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平日のbunkamuraは空いているから好きです。小雨が降っていたので

トロルさんの記事にあったポールダンス・スタジオは探し損ねてしまった・・昼は無いか。

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つい寄り道してしまう花屋さんと本屋さん。いいわ~。

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前回記事の映画の後にザ・ミュージアムで「ベルギー奇想の系譜」展を見ました。

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このポスターを見た時から楽しみにしていたのですが、前半は

「バベルの塔」展のボス派やブリューゲルと被ってやや食傷気味。。

「7つの大罪」の動画は面白いけど、「7つの徳目」はつまらないなあ。

地獄の方が人間らしくて楽しそう・・なんて思う罰当たりな私[がく~(落胆した顔)]

見飽きた感もあるけどマグリットはハズレがないですね。

リュカさんの過去記事でも取り上げられていた、

ポール・デルヴォーの「海は近い」も、幻想的で良かった~。


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後半の現代アートはなかなか振るっていました。

トマス・ルルイのブロンズ作品「生き残るには脳が足らない」(2009年)。

現代人の歪んだ悩みを表しているそうで、なるほどすごい頭でっかち。

そしてレオ・コーベルス「ティンパニー」という作品(2006-2010)は

手足を縛られ逆さ吊りにされた骸骨。口には芸術を象徴する絵筆、

肋骨には富や名誉を表す金塊を抱え、頭蓋骨がダン!ダン!と

行進曲のようなリズムでティンパニーを叩きます(^^;)[るんるん][るんるん]


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ヤン・ファーブルの「第十六章」(2010年)は、

新興宗教の教祖になったタモリさんが「せんとくん」と合体したみたいな像。

やたらと立派な金ピカの角がインパクト大。

何を聞いても「ニャー」しか言わない猫に小難しい質問を

続ける「猫へのインタビュー」というサウンド作品や

磔にされたキリストが高速のジェットコースターで振り回されて

いるみたいに見えるオブジェなど、

不思議で風刺のきいた作品を見ることが出来ました[グッド(上向き矢印)]

(美術展の画像はポストカードを撮影したものです)

※  ※  ※

ここから先はサケビー編です


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山と水の風景~吉田博展 [アート]

ジャコメッティ展の後にもう1件回ったのが、前にも取り上げた事のある

名前が長~い美術館、「東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館」。

その企業(の前身)は芙蓉グループなので、ビルの形はグループの

シンボルマーク=富士山を模しているとも言われています。

かつてコース料理のデザートにあった富士山アイスを思い出します。

ボッと火をつけたりするあれ、ですね(^^)。(注1)


美術館のある42階の窓にも富士山の形を発見しました。

ビル内でウォーリーならぬ「富士山をさがせ」ができるかも。。


で、現在は風景画の第一人者・吉田博の生誕140年を記念した回顧展が

開催されており、水彩・油絵・木版画200余点という作品を展示しています。

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国内での知名度はいまひとつなのに比べて、海外ではマッカーサーやダイアナ妃

などファンも多いとの事。実は私もTVで紹介されるまで知らず、今回の展示を

楽しみにしていました。 

 http://www.sjnk-museum.org/information          

以下は文字だらけなのでお元気な方のみどうぞ。


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ジャコメッティ展 [アート]

先日、夜中に寝返りを打つとビッ!という音と共にパジャマの背の部分が破れた。

長年愛用し続け、生地が薄くなったところに負荷がかかったらしい。

替えはあるが、背中にスリットが入っていたら夏場は涼しいかも、とふと思う。

社会的に許されるものなら、腰蓑だけで暮らせたらいいのにと思うこともある。

そういえば、功労者の銅像や聖人・仏像などは別として、彫像は最小限または全く

衣類を纏っていないものが多いのは、肉体美を強調するためだろうか。

前置きが長くなったが、ジャコメッティ展が本題なのだった。


場所は乃木坂の国立新美術館。何度行っても写真で遊びたくなる建物だ。


庭の緑とウッドデッキも建物に合わせて曲線が取り入れられているのがいい。


また話が逸れたが、没後半世紀となるジャコメッティの大回顧展である。

アフリカの木彫人形のような細面に、針金のように長く伸びた体が特徴的。

虚飾を削ぎ落とし存在の本質を突き詰めたような姿は、孤高の精神性を感じさせる。


ポキンと折れてしまいそうな細い彫像は、不思議なことに岩から生まれたような

ゴツゴツした無骨さも兼ね備えていて、対象者が生きてきた年月をも感じさせる。

子供の頃岩石でできた洞窟で遊んでいたことも多少は影響しているのだろうか。


よく言われるが、ジャコメッティの作品は夕陽に照らされた人の影に似ている。

光の角度で変わる影の伸び具合、生命力を感じる根っこのような大きい足。

そして、この女性の切ない表情。。何を思い、前をみつめているのだろうか。

か弱いけれど、強い人。寂しいけれど孤独に耐えてきた人。

いや、逆に強がっている人の内面の不安を現わしているのかもしれない。

肉体美を誇る彫刻とは対照的だが、長すぎる首や傾いた姿勢までもが美しい。

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見えるものを見たままに作ろうとしたらマッチ箱に入る小さい作品群になったり、

先端恐怖症の人にはそう見えるのでは、と思うような棒のように長く尖った鼻の人物。

まるで骨がぼろを纏っているような、お腹をすかせてうなだれた犬。。

                 ※

キュビスム、シュルレアリスムとの関りがある初期の作品も展示されている。

個人的に最も興味深かったのは日本人哲学者、矢内原伊作との関係だ。

互いに尊敬し信頼し、語り合いながら200日以上も辛抱強くモデルをつとめた

らしい。矢内原の語るジャコメッティの制作の様子やスナップは貴重であり、

そうして出来た矢内原の像は、思索し続けた人の確かな存在感に溢れている。

                  ※

撮影できる部屋もあり、比較的空いていてゆっくり眺められるのでおすすめです[手(チョキ)]

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バベルの塔展~番外編 [アート]

(前回からの続きです)

先日訪れた東京都美術館「バベルの塔展」で見逃してしまった

大友克洋さんの「インサイド・バベル」と立体模型を

どうしても見たくなって再訪してしまいました。

この2つはどちらも無料で待たずに見られましたが。。

終了間際(しかも休日)の会場の混雑ぶりに驚愕しました!

入場までに長蛇の列で、冷水や団扇が配られていました(@@)

数日前(平日)は並ばずに入れたため、

地味であまり人気がないのかと思っていました。(ああ勘違い[ふらふら]

こちらがバベルの塔の断面を描いた「インサイド・バベル」。


なんですが・・本展への入場待ちの列に阻まれて立ち止まれず、

照明やお客さんが映り込んでしまいました[がく~(落胆した顔)]


左の大友さんの細密なイラストが内部に描き込まれていて、スゴイです!

これ自体がもう、立派な芸術品ですネ。ゆっくり見たかったなあ。

立体模型の方は、芸大構内にあるというので潜入してきました。




古色蒼然とした建物と深い緑がいい感じです。

東京芸術大学COI拠点主催で、ブリューゲルのバベルの塔を忠実に

拡大立体化し、プロジェクション・マッピングも融合した作品です。

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「バベルの塔で働こう」というキャッチフレーズで、

カメラで撮った自分の姿が塔の中に映し出され、

小さく蠢いているのが見られるというもの(笑)。

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