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あはれ花びらながれ [食事・雑記]

パソコンのハードディスクの破損により、ご無沙汰しておりました。
 
少しずつ訪問等させて頂いておりますので、また宜しくお願い致します。
 
あれ、鉢植えの土がこぼれている?自転車がぶつかったかな。。
 
  白い鉢花.jpg
スマホを買って初めての春だったので
浮かれて写真を撮りながら、様々なことを思い出していました。 
 
晴れた日の福祉村.jpg
 
お若い頃「光源氏」の異名をとったという国文学者の秋山虔先生が授業で
 
「桜の美しさは子供にわかるはずがない」というようなお話をされていたこと。 
 

桜の季節になると、いつも思い出してしまうこの詩のこと。
 

甃のうへ  三好達治

あはれ花びらながれ
をみなごに花びらながれ
をみなごしめやかに語らひあゆみ
うららかの跫音〔あしおと〕空にながれ
をりふしに瞳をあげて
翳〔かげ〕りなきみ寺の春をすぎゆくなり
み寺の甍〔いらか〕みどりにうるほひ
廂〔ひさし〕々に
風鐸〔ふうたく〕のすがたしづかなれば
ひとりなる
わが身の影をあゆまする甃〔いし〕のうへ

 (「測量船」より)

 満開の桜の見事さに感動し、あっという間に散るはかなさに心が揺れるのは 

子供の頃から8割方、変わっていないと思います。
 
しかし残り2割は、子供の頃には考えもしなかったことを思っていました。
 
晴れた日の福祉村2.jpg
 
いわゆる「盛りを過ぎた」スカスカで色褪せた桜に、
 
容貌が衰え、見向きもされなくなる 中年女性の悲哀を感じてしまったり。
 
ランドセルをしょったピカピカの1年生や、眩しい 職場の新人さんを見て、
 
元気の良い 若葉が出てくるよう、老害にならないよう
 
世代交代を上手く進めていかなければ、と思ったり。 
 桜大樹.jpg
 
学生時代、アルバイト先の情報処理会社の社員のお姉さんに
 
三好達治や萩原朔太郎が好きで・・とうっかり話してしまったら
 
「あー、私そういう女々しいの一番嫌い~」と速攻切り捨てられて面食らった事とか。
 
学生の時は、温室のような環境で共感できる人とだけ話していれば良かったけれど、
 
社会に出ると価値観の違う人と日々顔を付き合わせていかなくては
 
ならないのだなあ、とうっすら思ったこと。 
 
そして多分自分のような者は少数派なのだと感じたことなど。 

桜公園.jpg
 

桜とか、雪とか、祭りやオリンピックなど、マスコミも騒ぎすぎな気がしますが、

日常に持ち込まれた「非日常」が楽しいのだなあと思います。

いつも見慣れた場所が、異空間になる驚きと嬉しさ。

あまりにも美しいから、それが終わってしまう寂しさ、無常観もひとしおで。

それでも桜にとっては、花が散ることも自然の摂理で、

人間の都合であれこれ言うのもどうかと思ったり、でも園芸用の品種だし。

そんなこんなで今年も桜が散ると、紫外線が強い頭痛の季節がやってきます。。

追記:これからは故人を思いだしたり、残りの命について思いを巡らすことが

   増えていくのでしょうか。。(ヤバイ鬱気味だ・・)

    楽しかったお花見や桜の頃の思い出も、忘れないようにしたいですネ。

   今、TVで日本のソメイヨシノはほぼクローン、と言っています ・・ほほ~。

 


nice!(22)  コメント(8) 

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コメント 8

KENT0mg

あはれ花びらながれ・・・素敵です。
昔、播州の光源氏と呼ばれていた男より〜
あれ?!^ ^
by KENT0mg (2017-04-15 17:07) 

うっかりくま

KENT0mgさん、暗~い記事に光を射して頂き、感謝です!
0mgさんみたいにオモロイ光源氏、モテたでしょうネ(^^)。
くすっと笑わせキラっと光る0mgさんが、厳しい局面を乗り切って
ユーモアあふれる記事にされる日が来ることを願っています!

by うっかりくま (2017-04-16 08:38) 

JUNKO

サクラにまつわる色々な思い出いいですね。そういわれてみるとこちらでは桜との思い出は少ないように思います。山桜ではムードもないですし・・・
by JUNKO (2017-04-16 13:27) 

うっかりくま

JUNKOさん、
北海道の冬の厳しさと、美しい景色の両方をブログで
垣間見させて頂いて、いつもありがとうございます。
撮影場所を探す中で、自分が住むあまり面白みのない住宅地も
それなりに良いところがあったのかと再認識しています。
なんだか暗いエピソードが多くて申し訳ない気がします。。
by うっかりくま (2017-04-16 15:33) 

トロル

こんにちは。わたしも朔太郎が好きです。「腕のある寝台」とか、「五月の貴公子」など、ずっと子供部屋の住人のように生きた詩人に共感していましたね。大人になんかなりたくないなぁと。今はそういうこと言葉にしないけど。こころは変われないですね。
by トロル (2017-04-16 17:40) 

うっかりくま

トロルさん、ありがとうございます。
「子供部屋の住人のように生きた詩人」って、いい表現!
昔と感動するポイントが違うことはあっても、嫌いにはならない
ですね。社会に出たら趣味の話をする相手は選ぶ必要があると
その時に学びましたが(^^;)それだけに話が合いそうな人と
会うと、とても嬉しいと感じます。今後とも宜しくお願いします!


by うっかりくま (2017-04-16 20:17) 

lequiche

萩原朔太郎の『月に吠える』のなかに
「いまはや懺悔をはれる肩の上より」
という部分がありますが、
高校の授業でここを
「今は、や懺悔を貼れる肩の上より」
と解釈した人がいて、
つまり「やざんげ」というサロンパスみたいなものがある
というので大笑いになりました。
ギャグじゃなく、真剣にそう読んだらしいんです。
by lequiche (2017-04-17 04:04) 

うっかりくま

lequiche さん、休み時間にコメントを読んで噴き出して
しまいましたヨ!薬効が強烈そうな湿布ですね。その人、
「やざんげ」というあだ名つけられなかったですか?(笑)。
KENT0mgさんのブログにもあった、巨人の星の「思い込んだら」
を「重いコンダラ(あのタイヤ=コンダラというのかと思った)」
という勘違いに、高校生の頃大笑いした覚えがあります。
朔太郎さん、草葉の陰で苦笑してそうですね。
by うっかりくま (2017-04-17 22:38) 

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